団地カエル(変える)イベントを開催しました!

admin/ 5月 30, 2017/ 未分類

5月13日は団地カエルイベント第4弾を開催しました。今回のカエルは【変える】です!
リノベーションを行った46号棟101号室の販売価格の発表とお披露目会、そしてNHK番組「サキドリ↑」に出演された佐伯亮太さんに「団地を変える!コミュニティのススメ」についてお話いただきました。

 

プロフィール
合同会社Roofコミュニティファシリテーター
佐伯亮太
1988年2月12日生まれ
兵庫県日高町出身
築43年の団地に住まいながら、団地をフィールドとした場つくり・コミュニティづくりを
実践。その住まい方はNHK「サキドリ↑」や雑誌「ソトコト」でも取り上げられる。
佐伯さんのFacebookはこちら→https://www.facebook.com/ryo.saeki?fref=ts

佐伯さんは大学院時代に地域社会コミュニティを学び、今は団地に住みながらさまざまな
仕掛けを起こしていました。
そのひとつが加古郡播磨町にあるコーポラスはりま西 I 棟。


「ドアから先だけを貸すのではなく、敷地全体での暮らしを提案したい。」という団地の
大家さんの言葉に共感し、コーポラスはりま西 I 棟に住み始めます。
まずは自身の住まいとなる団地の一室をリノベーションすることから始まりました。


(佐伯さんプレゼンシートより)

《空き家をきっかけに人のつながりをつくる》
こちらは佐伯さんが大切にしていることの一つで、実際のリノベーションではワークショ
ップとして地域の方々と一緒に部屋を改修したそうです。


(佐伯さんプレゼンシートより)

筆者も集合住宅に住んでいた時期がありましたが、思い返せばすれ違ったらあいさつをす
る以外の交流ってほとんどなかったように思います。
それがこのような形でコミュニケーションが促され、コミュニティができていくのは聞い
ていてとてもわくわくしました。
今では団地オーナー・明石高専の学生・近隣住人・大工さんと作ったウッドデッキとピザ窯を使ったコミュピザ
という名のピザ会を団地の庭や空室、レンタルスペースで催しているようです。
それ以外にも、団地のスペースで朝市マーケットを開催したり精力的に活動されているよ
うで、徐々に地域に住民に愛される団地に変わってきているとのことです。


(佐伯さんプレゼンシートより)

 


(佐伯さんプレゼンシートより)

「次はいつやるの?と住人さんが声をかけてくれるようになった。」と佐伯さんは語りま
す。
主体的に参加してくれる住人も徐々に増え、今では一つの娯楽になっているようにも思え
ます。


(佐伯さんプレゼンシートより)

《関係性の中で住まいを獲得する》
“共に”という視点を外した住み方を“住む”とは呼ばない。
山本理顕「住宅論」より引用。
佐伯さんはお話の中でこの言葉を引用し、こうおっしゃっていました。
「自分の暮らしを心地よくするために他者との関係を整える。」
佐伯さんが今までされてきたことは、自分たち住人が住みやすい団地をつくる過程の中で
生まれたということがよくわかりました。
その結果、他とは一線を画した団地コミュニティが出来上がったといえるでしょう。
こういった考えが増えていくことで、
佐伯さんが目指すくらしのあり方「コミュニティで住まいを選ぶ時代」が本当にくるかも
しれませんね。


(佐伯さんプレゼンシートより)